自分らしさ探求者が「自分らしさ」の追求をやめてみた話

「自分らしさ」の沼にはまってませんか?

自分はそう思わない

著者の子供たちに対する希望と愛を感じた☆

思春期のトラウマを思い出した

 

小学生が主人公の短編小説で

5つのストーリーはどれも

「先入観」「思い込み」

がテーマになっている

ただし

主人公の思い込みではなく

小学生に対する大人たちの

先入観や決めつけが

「将来の子供の人格形成に

どれだけ影響するか」

を小学生の視点で描いている

 

著者が巻末に記載しているが

子供を主人公にすると

言葉や表現に制限が生まれ

子供向けの本だと思われがちだ

でもこの小説は

まさにわたしたち大人に

そして

「自分」に価値を見出せない

「自分」を卑下してしまう

全ての人に読んで欲しい

 

わたしは思春期に

「足が短い」と言われ

座高を低くするため猫背になったり

「ブス」と言われ

前髪を伸ばし顔を隠したり

冗談だったとしても

何気ない一言にココロは傷ついた

「調子に乗るな」

と言われてからは

人一倍周囲に気を遣うようになった

そして傷つくことを恐れ

人と距離を置くようになった

 

どの物語も大人に植え付けられた

「先入観」を変える出来事が起こり

主人公たちはそれを乗り越える

 

魔法の言葉が書かれている

「僕はそう思わない」

 

人の意見を無視するのではない

 

人の意見に左右されるのではなく

「自分」で判断し

「自分」で決める

 

過去のトラウマは過去にしかない

偏見やココロの傷は全て手放し

「今ここに在る自分」

に勇気と拍手、そして愛を贈る☆