自分らしさ探求者が「自分らしさ」の追求をやめてみた話

「自分らしさ」の沼にはまってませんか?

日常に溢れる幸せ

ページをめくるごとに愛で満たされる☆

多幸感で胸が一杯になった

 

ありふれた日常を

奇をてらわず

ただただ丁寧に

シンプルに描いた作品は

愛で満ち溢れていた

 

わたしの大好きな作家である

原田マハさんは

作品ごとに表現方法が全く異なる

ミステリーでは気持ちをざわつかせ

ラブストーリーでは胸をときめかせ

ホームドラマではココロを温める

 

この小説はホームドラマ

ケーキ店を営む家族と近隣住民の

交流から生まれる様々な物語が

主人公を変えながら描かれている

 

小説のモデルになった場所は

実家から近く

友人が結婚後に新居を構えたことが

物語の内容とリンクすることもあり

背景を創造しやすく

いつも以上に親近感を覚えた

 

でも

リンクすることが何一つなくても

この小説には誰もが

「親近感」を抱くはずだ

 

我が家の出来事として

友人の家の出来事として

身の回りに在る

「ありふれた日常」

が描かれているからだ

 

ありふれた日常

その中に在る幸せ

当たり前すぎて見落としていること

 

「当たり前」こそ奇跡でしかない

「普通」こそ幸せに満ちている

 

変わらない日々の生活

でもそこには

たくさんの愛と感謝が溢れている

「自分」はなんて幸せなんだ☆