父のランニングシューズが重宝している
昨年、父の7回忌で帰省した際に
実家の下駄箱にランニングシューズを発見した
母に確認すると父が生前購入したが
結局一度も履くことがなく
新品なので取っておいたようだ
父の遺品は年月をかけて徐々に手放されたが
靴下やシャツなどの衣類で新品のもの
時計やカフスなどの普遍的なもの
は、母が大切に保管している
父は小柄で足のサイズもほぼ同じだったので
スニーカーはありがたく頂戴した
他にもTシャツやシャツなど
男性用だが着られるものは
実家に帰ったときの部屋着として
私が心地よく使用している
30年以上前になるが
近隣に住む知人のおばあさんが亡くなったとき
形見として大きな人形をいただいたが
大きすぎてリビングには置けず
屋根裏部屋に鎮座していた
15年程で劣化が始まり手放すことになった時は
申し訳ない気持ちでいっぱいだった
その点、実用品は
肌身離さず「身に付けられる」ので
その人を身近に感じることができる
また「使い切る」ことで
人と物の両方に感謝することができ
それが「供養」に繋がる
最近母が素敵な腕時計を着けていたので
新しく購入したのか尋ねたところ
父の腕時計をリメイクしたようだ
亡き人と「自分」が今ここに共存する
そんな素敵な時間を大切に過ごしたい☆