コロナ以降、
小説はほとんど読んでいなかった
5年程前の断捨離で書籍を200冊ほど手放し
それ以降は仕事で活用する本のみ購入していた
今回実家へ帰省した際に
父の使っていた本棚を眺めていたら
片隅に私物を発見
断捨離の際に手放さなかった物の中に
3冊の小説があった
その中の1冊
「本日は、お日柄もよく」
言葉のプロ、スピーチライターの話
久しぶりに読み返したが
ストーリーはもちろん
作者が紡ぎだす言葉の数々が
ココロを捉えて離さない
初めて読んだのは10年前
その時と変わらず
いやそれ以上の感動があった
この作品を読む前は
「言葉そのものに力がある」と思っていたが
「その言葉を誰がどのように伝えるか」によって
初めて言葉に力が生まれると気付いた
誰かに言葉を届けるとき
熱意と誠意、愛を込めた言葉であれば
「自分らしさ」が必ず伝わる
【追記】
今年4月に列席した結婚式の前に
この本を読み返していれば
もっと素敵なスピーチができたのに...笑