最近「予祝」をよく耳にする
その歴史は古く
主に農耕儀礼として
一年間の農作業や秋の豊作を祈り
模擬実演をする呪術行事
が起源となる
いわゆる「前祝い」
わたしが子供の頃
40年近く前になるが
父がお祭り好きだったこともあり
何か行事があるごとに
成功を予期して前祝いを楽しんでいた
わたし自身も社会人になり
企業に属していた頃は
プロジェクトに取り組む前に
決起会として
チームメンバーとよく飲みに行っていた
もちろん
メンバーとの結束を高めることが
一番の目的だったとは思うが
今考えてみれば
プロジェクトが上手くいくように
という予祝が働いていたと思う
今はどうか
ワークライフバランスが促進され
会社での飲み会は減少している
プライベートの時間を使ってまで
会社の人たちと飲みに行くことに
価値を見出すことができないのだろう
もちろん
気疲れするような飲み会は遠慮したい
ただ
組織の一員として仕事を担い
力を注いでいるのであれば
予祝としての飲み会はありなのではないか
とはいえ
組織に属さないわたしは
今ある豊かさに感謝を捧げるべく
満月の夜に一人で
シャンパンを飲み
「自分」の幸せに予祝する☆